組織と多様性

Submitted by yao on Tue, 2005/04/12 - 21:53.

最近研修でやたらとグループワークしてるんですが、そんな状況下で含蓄フルなエントリーを発見したのでメモ。

ちょっと古いが、Scientific American 2004年12月号のCommon Senseは、どういうときに、全体が、それを構成する個人より優れた知恵を生み出すか、という話。構成員が「独立し」、「分散して」、「それぞれが勝手な理解の仕方をする」という条件を満たしていなければならない、と。
(中略)
参加者がみな独自の考え方をしないと、「全体が個より優れている」という状態にならないんである。
(中略)
たとえて言うなら、スケートの審査員みたいなものか。複数の審査員が居ても、全員が隣に人に「何点だと思う?」と聞いて、それをベースに点をつけていたら平均を取る意味がないし、審査員が10人いようが、100人いようが、結果はあまりかわらない。というより、審査員は一人でいい。審査員がそれぞれ自分の判断で点をつけるから、複数の平均がより正しい評価に近くなる。

うーん含蓄フル。
組織のパフォーマンスを規定するものは、例えばリーダーの力量とかメンバーの能力とか適切なインフラとか、いろいろあるのでしょうけど、近頃はやり(?)のDiversityもやっぱり重要な要因なのかなぁ、と。

#ところでDiversityって発音的には“でぃヴぁーしてぃ”だと思うんだがなんで“ダイバーシティ”ってカタカナ表記が多いんだろうか?

でもあれだよね、『構成員が「独立し」、「分散して」、「それぞれが勝手な理解の仕方をする」』ていう状態だとシナジーとかコラボレーションが全く生まれなさそうというか、弁証法ってなんだろうって気持ちになるよね。ヘーゲルとかもう超ガッカリしてるに違いない。

みんなで額寄せ集めて、「テーゼ!」とか「アンチテーゼ!」とか「アウフヘーベン!」とか言い合うよりも、個々の結論の中庸を採択したほうがパフォーマンスが高いのでしょうか。うーんうーん。

まぁクリエイティブな仕事とルーチンワークとではおのずと違う結果が得られるんだろうけども。

てかなんか良く読んでみると“組織”とはどこにも書いてないですな。ちょっと前提が違うのかも。アハハ。

Submitted by あだち (not verified) on Sat, 2005/04/16 - 10:36.

ゲーム理論だとそうはならないようなきがするけど、あれは利害が対立しているから?
どうなのそこらへn

Submitted by yao on Mon, 2005/04/18 - 00:55.

ゲーム理論だと、ゼロサムゲームのときは全体のパフォーマンスは常に一定だから関係ないよね。
非ゼロサムゲームの場合は利得によるというか、囚人のジレンマみたいなケースだとやっぱり各自勝手に戦略を考えた方が全体のパフォーマンスは上がるな。

まぁゲームみたいなメンバー同士が相対している状況は、『構成員が「独立し」、「分散して」、「それぞれが勝手な理解の仕方をする」』状態ではないのでは。

Submitted by chunfeng (not verified) on Sat, 2005/04/23 - 08:23.

diversityはダイヴァーシティ、ディヴァーシティどっちでも使えますよ。書く前に辞書をチェックしてみてくださいな。 

Submitted by yao on Sat, 2005/04/23 - 15:02.

ああほんとだ。
失礼しました&ご指摘ありがとうございます。