エレファント
コロンバイン高校の銃乱射事件をもとにした映画。
決して明るい話ではないし、正直、観るとけっこう陰鬱な気持ちになる。
でも映像は非常にキレイ。ひとコマずつ切り取って写真にしてもいいくらい。
(ただし、殺戮モードのときは除く)
ジャケットの写真も映画の中の1シーン。
監督のガス・ヴァン・サントがDVDに入ってたインタビューで言ってたんですが、キャストの高校生はオーディションで選んで、かつ台本は20ページしかなくて、セリフはほとんどが役者のアドリブなんだそうです。なんてチャレンジャーなんだ!
そのせいで会話がなんだかワケワカランと思ってたんですが、会話の内容自体にはそもそも意味なんかなく、日常的な高校生活を演出したかったんだそうな。
役に関しても、誰が主役で誰が脇役、という区別はほとんどなく、登場人物全員が“高校生”という枠でフラットにくくられている感じ。
強いて言えば実行犯の二人組のうち片方に関する描写がやや多いかな?程度。
てか、ジャケットの金髪ボーイと少年にキスしてる黒髪ガールが犯人役なのかしら、と思ってたら全然違った!
ジャケットに載ってる彼らですら、たくさんいる高校生の一部、という扱い。
そういった意味では、いろんな人の観点から事件について思いをめぐらすきっかけになるのかもしれない。
つうか、英語だからよくわからんけど、ネイティブが観たら実は中学生日記並みの演技だったりしたらどうしよう、とかふと思った。ギャア!
映像と“エリーゼのために”が印象的な映画。
まぁ映像美だけでも観る価値があると思いますぜよ。

